ハロー、どちゃくそな世界

Twitterには書けない日々の思いなどをつらつらと。

25歳/無職が自分史を作った話

Q.なんでイルカホテル君は「こんな風」になったの?

 

この記事には複数の話題が登場する。

・イルカホテル(無職/25歳/男性)という架空の人間の自分史の話題

・冒頭の問に対する話題

・キャスターのバニラの香りが好きという女を抱いた話題

・その女のサーモンピンクのネイルがとても綺麗だったという話題

 

さて、「こんな風」とはどんな風だろうか。

おそらくこの質問の意図はポジティブな意味ではない。

なんとなく察して欲しい。

「こんな風ってどんな風です?」

明確に定義するため、あえて問いかけてみる。

 

イルカホテル君は息をするのと同じように

しょうもないこと(ギャクや人を傷つけない笑い)

※周りを不快にさせる場合はある

口にしてしまう。

 

それが「こんな風」なのだろう。

こんな風になったのはいつからなのか、

人生の棚卸に非常に重要な問いかけである。

・イルカホテル君の自我はいつからあったのか

・イルカホテル君の人生のターニングポイントはいつか

と解釈してみよう。

ここで便利なのが自分史というものだ。

 

イルカホテル君の「自分史」を見る機会があったのでそれを引用してみた。

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いやいや、非常によく出来ているではないか。

かつて就活の記事を書き、就活の成功者ぶっていた男は

今は親のすねをかじる立派な無職になったという。なんと笑える話ではないか。

 

おそらく「こんな風」なイルカホテル君になっていったのは高校からだと推察する。

高校から気の合う、仲間と呼べる存在があったのと

同時に自分の好きなものがだんだんわかってきたからだろう。

 

かつて「ペルソナ」という概念を提唱したユングによれば、

人間は複数の顔を持ち、それを状況により使い分けるという。

イルカホテル君の「こんな風」もそのペルソナのなかの1つなのではないか。

通常の社会生活において、少しでもまともな人間になろうと

気疲れし腹を下すのもまた1つの顔。

人前に立ち、注目を浴びるのが好きだというのもまた1つの顔。

誰かのため動きたいというのもまた1つの顔。

 

かつて、イルカホテル君は、そんな自分が複数存在していることに

困惑し、隠し、矯正しようとしていたと聞く。

しかし色々な自分の顔があってもいいと開き直ってから、

随分と生きるのが楽になったようだ。

それを許容してもらえる人や環境があること、

または自ら作り上げていくことが必要だが。

 

上手に生きていくには周囲の要望に応じ、自分の顔を用意する。

 

さて、イルカホテル君はいろいろな自分を受け入れてくれる

人や環境に出会えたようです。幸せなことですね。

 

冒頭の質問に対しての回答

A.「こんな風」に、自分を解放していい場所を見つけられたから

 

 

時刻は17時。夜が街を覆い始める黄昏時。

夏と冬の間。今年も秋が来る。

彼女は街を漂い、木枯らしで今にもどこかへ

飛んでいくような危うさがあった。

名古屋のオアシス21で誰かを待つその姿は

夏の厳しい日差しを耐え、白さを保った肌、

あまり派手な服は着ない彼女の指先のサーモンピンクのネイル。

冬の海へと漕ぎ出す我が心にはあまりにも鮮やかであった。

秋の到来に熱燗で乾杯。